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ー精神科・睡眠障害ー
かゆかわクリニック
名古屋市中区伏見
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雲外蒼天
戦争や感染症への不安が広がる現代において、医療の現場もまた時代の影響を強く受けている。開院十年という節目の中で、老いと別れ、そして医療継続の課題に向き合いながら、「雲外蒼天」の思いとともに、これからの医療と向き合う決意を綴ります。
3月20日
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酒は百薬の長か◆体むしばまれる依存症
「酒は百薬の長」と言われる一方で、過剰な飲酒は命を脅かす深刻な依存症へとつながる。映画 失われた週末 は、アルコール依存症に陥った主人公の転落を通して、その恐ろしさをリアルに描いた作品だ。飲酒は一時的な快楽やストレス解消をもたらすが、やがて心身の両面で依存を形成し、生活のすべてが酒中心に変わっていく。耐性の形成により飲酒量は増え、仕事や人間関係が崩壊していくのも特徴である。さらに、離脱時には幻覚やせん妄といった重い症状が現れ、命に関わることもある。「やめたいのにやめられない」という状態は、単なる意思の問題ではなく、病としての理解が必要だ。現代では治療法も進歩しているが、依然として多くの人が苦しんでいる。飲酒との向き合い方が問われる時代である。
銀幕・こころの旅
2024年5月29日
人生を破壊…薬物依存は「病」
「意志が弱いからやめられない」と思われがちな薬物依存だが、その本質は個人の性格ではなく、脳と心理に深く関わる“病”である。映画 バスケットボール・ダイアリーズ は、平凡な高校生が非行から薬物へと転落していく過程を描き、依存の恐ろしさと現実を突きつける。最初は軽い興味や誘いから始まった行動が、やがて習慣化し、強い欲求へと変わっていく。脳の快楽系が刺激されることで、「もう一度」という欲求が繰り返され、理性では止められなくなるのだ。さらに、背景には家庭環境やストレス、孤独といった要因が重なりやすい。依存は単なる逸脱ではなく、適切な支援と治療が必要な状態である。問題を個人の責任に押しつけるのではなく、社会全体で支える視点が求められている。
ストレス手帳
2024年5月22日
リハビリ◆体と心、両方を診る
事故や病気によって突然、身体の自由を失うことは、単なる肉体的な問題にとどまらず、心の深い部分にも大きな影響を及ぼす。映画 七月四日に生まれて は、戦争で負傷し車いす生活となった青年の苦悩と再生を描き、リハビリの本質を問いかける作品である。主人公は、身体機能の回復だけでなく、喪失感や絶望、社会からの疎外感と向き合う中で、自らの生き方を模索していく。こうした過程は、心的外傷後ストレス障害 のような心理的ダメージとも深く関係している。現実においても、中途障害を負った人が直面するのは、身体機能の回復だけでは解決できない課題である。支えとなる人間関係や人生の目的を見出すことが、回復への大きな力となる。リハビリとは、単なる訓練ではなく、体と心の両面を見据えた「再生のプロセス」なのである。
銀幕・こころの旅
2024年5月15日
不倫で悩む人健康?不健康?
現代社会では、不倫は決して珍しい出来事ではなくなっている。しかしその裏側には、強い感情の揺れと制御の難しさが潜んでいる。不倫で悩む人々は、不眠や抑うつといった精神的苦痛を抱え、日常生活に支障をきたすことも少なくない。 映画『危険な情事』は、「一度だけ」の関係が予想外の執着と破壊を生む過程を描き、人間の感情の脆さを浮き彫りにする。本人は軽い気持ちでも、相手の受け止め方によっては関係は一気に深刻化する。 不倫は、羨望や嫉妬、孤独といった感情が交錯しやすい領域であり、日常からの逸脱がもたらす高揚感と同時に、大きなリスクを伴う行為でもある。悩むこと自体は自然な反応ともいえるが、その葛藤の強さこそが、この問題の根深さを示している。
ストレス手帳
2024年5月15日
第三十六回 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年 米国)
第二次世界大戦下、英国はドイツ軍の暗号「エニグマ」の解読という極秘任務に挑んでいた。 映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は、その中心人物であるアラン・チューリングの実像に迫る作品である。彼は類まれな才能を持ちながらも、協調性に乏しく孤立しがちだった。しかし仲間との関係を築く中で、機械による暗号解読という革新的発想を実現し、戦局を左右する成果を上げる。だがその功績は国家機密として隠され、戦後も正当に評価されることはなかった。さらに彼は同性愛という当時の社会規範により迫害を受ける。天才であるがゆえの孤独、国家と個人の関係、そして科学技術の光と影。本作は、戦争が生み出す矛盾と、人間の尊厳について深く問いかける。
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2024年5月15日
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