母の身終い(2012年 仏蘭西)高齢社会で二人に一人が癌で死亡する時代。認知症を発症すると難しいが、「終活」に取り組むことになる。経済不況を反映して貧困化は進み、犯罪も確実に増加する。麻薬の密売で1年半服役した中年男アランは、折り合いが悪い母イヴェットの家に身を寄せる。イヴェットはそんな息子を黙って受け入...
お盆休診のお知らせ平素より、当院をご利用くださいまして、まことにありがとうございます。 2018年のお盆期間中は、下記日程で休診いたします。 8月11日(土)~8月19日(日) ※8月20日(月)より平常通り診療いたします。 ご迷惑をおかけ致しますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。...
恋するリベラーチェ(米国2013)一九七七年の夏。天賦の才を持つ名ピアニストにして、舞台では奇抜で超派手な衣装に身を包み、観衆を虜にするエンターテイナー・リベラーチェ(マイケル・ダグラス)のもとに、ハンサムな青年スコット・ソーソン(マット・デイモン)が訪れる。二人はたちまち恋に落ち、秘められた愛が始まる。リ...
眠れる美女(伊太利亜・仏蘭西 2012年)「何より害をなさぬこと」(ヒポクラテス)の格言にもあるように、医療は万能ではない。手塚治虫は「ブラックジャック」でドクター・キリコ(安楽死の請負人)が登場させていたが、医療の限界を十分に認識していたからだ。安楽死は「不治かつ末期」で「耐えがたい苦痛」を伴う病を持つ人、尊厳死...
旅人は夢を奏でる(フィンランド 2012年)「旅人は夢を奏でる」と題する作品は、とても地味なロードムービーだ。生みの親でも育ての親でも父親は母親には叶わない。 肥満の老人が突然旅に出る。ピアニストとして成功を収めたティモが深夜に帰宅すると、玄関前に1人の老人が大いびきで眠り込んでいた。ティモが三歳の時に家族を捨て...