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ー精神科・睡眠障害ー
かゆかわクリニック
名古屋市中区伏見
愛知県名古屋市中区栄一丁目10-2 3F
伏見駅6番出口・徒歩4分
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雲外蒼天
戦争や感染症への不安が広がる現代において、医療の現場もまた時代の影響を強く受けている。開院十年という節目の中で、老いと別れ、そして医療継続の課題に向き合いながら、「雲外蒼天」の思いとともに、これからの医療と向き合う決意を綴ります。
3月20日
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第十五回 タイタニック(1997年 米国)
人生はしばしば航海に喩えられる。順風満帆に見える旅路であっても、ひとたび嵐に遭遇すれば、その行方は容易に揺らぐ。古代の寓話が示すように、人は危機を脱した後ほど油断しやすく、本当の意味での備えや慎重さは試練の最中だけでなく、その後にも求められる。 映画『タイタニック』は、豪華客船の沈没という歴史的悲劇を背景に、身分や階層の違いが生死を分ける現実を描き出した作品である。ジャックとローズの恋愛は象徴的でありながら、その背後には、同じ船に乗りながらも決して交わることのない社会構造が横たわっている。 現実の災害においても、命が助かった後に待ち受けるのは、必ずしも安堵ではない。生活基盤の喪失や将来への不安は、長く心に影を落とす。生き延びることと、生き続けられることは同義ではないのである。だからこそ、危機を免れた後も含めて、人間はどのように生を支えていくのかを考え続けなければならない。
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2022年9月27日
第十四回 天井桟敷の人々(1944年 仏関西)
人は言葉だけで他者と理解し合っているわけではない。視線やしぐさ、沈黙といった非言語的な表現は、ときに言葉以上に豊かな感情を伝える力を持っている。 映画『天井桟敷の人々』は、19世紀パリの劇場を舞台に、道化師バティストの純粋な愛と人間関係の機微を描き出す名作である。言葉を発さないパントマイムによって心情を表現する彼の姿は、「伝える」とは何かを根源から問いかけてくる。一方で現代社会では、「空気が読めない」とされる人が増えているとも言われる。感情の機微を読み取る力が弱まることは、人間関係の摩擦や孤立を生む要因にもなりうる。過剰に読みすぎるのも問題だが、まったく感じ取れないこともまた課題である。本作は、愛や嫉妬、欲望といった普遍的な感情を通して、人間理解の本質とその難しさを静かに映し出している。
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2022年9月15日
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