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第六十二回 明日に向かって笑え(2019年 亜爾然丁)

  • 執筆者の写真: かゆかわクリニック院長 粥川裕平
    かゆかわクリニック院長 粥川裕平
  • 5 時間前
  • 読了時間: 1分
映画『野いちご』(1957年)より、旅を続ける老教授の印象的な場面

菱電工機エンジニアリング株式会社

社内報 連載エッセイ「ちょっとブレイクしませんか?」



金融危機によって財産を奪われ、最愛の妻まで失った主人公が、仲間たちとともに失った夢を取り戻そうと立ち上がる――。アルゼンチン映画「明日に向かって笑え」は、2001年の金融危機を背景に、詐欺に遭った人々の再起を描いた作品です。銀行支店長や弁護士に巧妙にだまされ、全財産を失った主人公。しかし、絶望の中でも仲間たちは農業施設の再建という夢を諦めません。イソップ寓話「ホルコス」では、不正を働いた者には、いつ現れるか分からない正義の神の罰が下されます。本作もまた、奪われたものを取り返すために人々が知恵を出し合い、連帯する姿を描きます。富・愛・名誉を幸福の条件としたアリストテレスにも触れながら、幸福とは何か、困難なときに人を支えるものは何かを考えさせる映画です。



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